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アルカリのくせに

歌舞伎町ってほんとにあるんだ。

食事中に見る記事ではありません。

家からそう遠くないおしゃれなカフェに、期間限定メニューとしてナポリタンが出ていた。

これがもう、麺がモチモチ、具材がごろごろシャキシャキ、幸福の権化。
平麺だからかフォークで巻くとしっかり引っかかって、自然と一口が大きくなる。
幸せだ、こりゃ。




そんな中で、隣の席の会話。

「やっぱ、今のご時世下ネタの1つも言わないと、コミュニケーションとれんよ」
「え〜やだ恥ずかしい〜とか言ってるやつに心開けんもん」
「開けん〜」

開けん〜のか、そうかと思いつつ、真緑のピーマンにフォークを刺す。



確かにわたしも適度に下ネタ(とりわけうんちなどを嗜む)を利用して、会話を弾ませようとしたことが幾度かある。


うんち。


うんちは便利だ。
渦を巻いているもの、茶色いもの、丸いもの、たいていの物はうんちのメタファーだ。


ソフトクリーム。うんちですね。

うずしお。うんちですね。

土。うんちですね。

チョコレート。うんちですね。

チョコソフト。はちゃめちゃにうんちですね。


また、うんちは衣食住と同じくらい私たちの生活と密接に絡み合っている。ていうか食のニアリーイコールがうんちでさえある。
「肛門を抜けると、そこはうんちでした。」
確かこんな小説もあった。

馴染み深いうんち、それでいて少し滑稽なうんち。憎めないアイツ。
うんち嫌いなやつなんているのか。
うんちを身近に感じないやつ、いないでしょ。
星占いを見忘れることがあっても、うんちを忘れたり、しない。しないよね?

また一口。玉ねぎはくたっとならず、シャキシャキとした食感を楽しめる。



そこでまた横の会話。

「出席もろくにせずに、単位だけもらおうってのが甘いんだよなぁ」
「最近、そういう舐めた学生が増えてるよね」
「ありえん〜」

ありえん〜のか。
いやまぁそこはありえんかもしれない。

ところでうんち学みたいな授業はないのだろうか。
被験者の一ヶ月のうんちコンディション、略してウンディションから見る排便心理分析とか、爆発的なうんちエネルギーを利用したロケットでまだ見ぬ宇宙の謎を追究するうん航空宇宙学とか。





もはやうんち言いたいだけ。



こういう話を(食事中以外で)できる友達を、早く作りたい。
新環境、まだ慣れません。


友達ができたら、このナポリタンを一緒に食べたい。本当おいしいんだよ。